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　高知県土木部は５月29日、２０１４年度の公共工事発注見通しを公表した。１件の予定価格が２５０万円を超える工事に加え、今回から１００万円を超える委託業務も公表対象となった。工事では、全体の見込み件数９３６件のうち、今回の公表件数は７６７件で公表率81・９％。工事費ベースでは、総額３０７億９９１５万円のうち、今回の公表工事費は２４９億９０１４万円で公表率81・１％となる。委託業務では、４８３件、40億９９７９万円が公表対象となっている。
　入札方式別では、工事で一般競争２５５件、指名競争５１１件、随意契約１件。委託で一般競争14件、指名競争４６０件、随意契約９件。
　発注機関別の主な一般競争対象工事は、安芸土木で47件。西浜海岸侵食対策（安芸市西浜）のブロック製作や据付を５件、国道４９３号社会資本整備総合交付金（北川村小島）で橋梁工や桟道工、室戸事務所管内では室戸広域公園屋内運動施設の建築など。
　中央東土木は52件。高知空港インター線（南国市物部）で新設に向けた改良や舗装、十市前浜海岸高潮対策（南国市十市〜久枝）で海岸堤補強８件、本山事務所管内では国道４３９号防災・安全交付金の石原工区（土佐町東石原〜西石原）でトンネル照明や非常用設備、舗装など。
　高知土木は37件。地震高潮対策として国分川、鏡川、舟入川で各２件、下田川、介良川で各１件の堤防耐震補強、高知港海岸（高潮）（高知市若松町）で鋼管杭打設、胸壁コンクリートを２件、高知新港臨海土地造成（高知市三里）で高台造成３・４�fなど。
　中央西土木は39件。宇佐漁港海岸高潮対策（土佐市新居）で離岸堤、海岸堤工を４件、日下川（戸梶川）広域河川改修（日高村沖名）で橋梁下部工、上部工、取合工、越知事務所管内では国道４９４号佐川吾桑バイパス（佐川町川ノ内組）で延長50�bと70�bの補強土壁工など。
　須崎土木は36件。国道４９４号佐川吾桑バイパス（須崎市吾桑）で鯛ノ川橋上部工など、国道４３９号（津野町郷）で道路改良など３件、四万十町事務所管内では国道４３９号（四万十町木屋ヶ内）でトンネル工延長２７１�bなど。
　幡多土木は41件。国道３２１号（四万十市山路）で橋梁下部工、下田港改修（地方）（四万十市下田）で延長40�b防波堤の基礎工と本体・上部工、土佐清水事務所管内では、足摺岬公園線松尾バイパス（土佐清水市松尾）でトンネル舗装、照明設備、防災設備と橋梁上部工など、宿毛事務所管内では、中筋川（ヤイト川）広域河川改修（宿毛市平田町戸内）で橋梁取合工延長２１４�bなど。
　住宅課は３件。横浜団地１・２号と３・４号（高知市横浜新町）、蒲原団地Ｄ・Ｅ棟（南国市岡豊町蒲原）で屋根・外壁などの修繕。
　委託業務の一般競争は、安芸土木から国道４９３号（北川道路）の１号トンネル、２号トンネル、橋梁（６号）の詳細設計。中央東土木から国道１９５号（香美市物部町大栃）の橋梁と道路の詳細設計。中央西土木から柳瀬川（越知町柳瀬川）の測量設計。幡多土木から宿毛湾港（宿毛市片島ほか）の長寿命化計画策定。道路課から道路ストック総点検（トンネル）を５件。都市計画課から本山、佐川、越知、窪川の都市計画区域基礎調査。河川課から永瀬ダムと鏡ダムの耐震性能照査をそれぞれ外注する。