建通新聞社四国
2014/05/30
【香川】高松市内の防犯灯LED化進む
高松市は、市内全域の防犯灯のLED灯への切り替えを進めており、当初計画より事業の進捗率が早く1年前倒しの2015年度末には完了する見込みだ。
同事業は、環境保全と地球温暖化への対応を推進する同市の目玉事業の一つとして13年度を始期として事業化。
当初計画では市内全域の防犯灯(蛍光灯)約2万6834灯を対象に毎年約7000〜8000灯づつLED灯に切り替え4年間での完了を計画していた。
初年度となる13年度は、推計した年間切り替え件数の7860灯を上回り3月時で1万0824灯が申請。予想を越えたたため当初予算に加え補正予算でも事業費を計上し、総事業費は3億5511万円となった。
14年度については同事業に3億4000万円余りを計上。事業の進捗が早いため、想定では15年度の当初予算に約3億円の予算を計上すれば全防犯灯のLED化への切り替えが完了する見込み。
LED灯は蛍光灯と比較して耐久年数も約10年と長く、消費電力も蛍光灯が約20hに対し約8hと約半分以下で、省電力化に寄与。初期投資は大きいものの維持管理などのランニングコストや二酸化炭素削減など環境面でのメリットは大きい。 制度としては、防犯灯を管理する各自治会からの申請に基づき連合自治会連絡協議会が集約し申請、同市が全額補助するというもの。