日本工業経済新聞社(群馬)
2014/05/28
【群馬】前橋合併3地区の道路計画で進捗
前橋市は合併した大胡地区、宮城地区、粕川地区の新市建設計画に基づく道路整備計画を本年度も促進する。主な工事路線は大胡地区が市道大胡110号線、市道大胡1号線(北)。宮城地区が市道宮城3352号線、市道宮城2号線。粕川地区が市道粕川3085号線、市道粕川6119号線。このうち、市道宮城3352号線では、L1500mの道路開設に先立つ詳細設計に入る考え。このほか、市道粕川6119号線では(仮称)粕川橋梁の上部工などに取り組んでいく。
市道大胡110号線は、本年度に用地買収と用地補償をメーンに取り組む。計画は、大胡町茂木町地内の主要地方道前橋大間々桐生線から主要地方道藤岡大胡線までをつなぐL650mの現道拡幅。W4・8mをW16m(両側歩道W3・5m)まで拡幅し、通行車両の安全性向上を目指す。区間途中には、大正用水に架かる大茂木橋が架設されているが、道路改良により、これをボックスカルバート(L16m)とする予定。
市道大胡1号線(北)では、滝下公民館の周辺L約300mの道路工に着手する。計画は滝窪町、横沢町地内のふるさと農道から以北、一般県道四ツ塚原之郷前橋線までのL1200mが対象区間。W6mからW10m(片側歩道2・5m)へと広げる。本年度は滝下公民館からJA農産物集荷出荷場までのL約300mの道路工に着手し、このほか、L600m区間の用地買収に取り組む。
市道宮城3352号線は、未着手区間である苗ヶ島町地内の一般県道三夜沢国定停車場線から鼻毛石町地内の一般県道苗ヶ島飯土井線までのL1500mで道路開設に向けた詳細設計に着手する。また、苗ヶ島地内の粕川に架設されている(仮称)粕川橋梁のすり付け道路工を実施し、現在の事業区間L400mを開通させる。全体計画は、粕川から以西L約2000mの道路開設。
市道宮城2号線の整備計画は、鼻毛石町地内の一般県道苗ヶ島飯土井線から大前田地区を通り、上毛電鉄北原駅へ向かうL1200mを対象にW6mからW10m(片側歩道W3・5m)へと拡幅する。本年度は一般県道苗ヶ島飯土井線から以東L400m区間で着工し、事業完了とする見通し。
市道粕川6119号線では(仮称)粕川橋梁の上部工架設に着手するほか、山伏川に設置したボックスカルバート部分や交差点部の道路すり付け工事、事業区間全線の舗装工事に着手し、事業完了を目指す。
市道粕川3085号線では、全体計画L2110mのうち、粕川町中地内の市道粕川3号線から主要地方道前橋大間々桐生線までのL約700mで事業を促進中。このうち、本年度はL130mの張り出し式の歩道(W2・5m)の設置工事を実施する。また、第2期となる主要地方道前橋大間々桐生線から以南L650mの移転補償や用地買収も進め、これらの進捗によっては一部着工も視野に入れている。