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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/05/26

【群馬】群交協が第34回通常総会開く

 群馬県交通安全施設業協同組合(峯ア寛理事長)の第34回通常総会が23日、群馬ロイヤルホテルで開かれ、昨年度の事業報告や本年度の事業計画案などが審議された。
 冒頭、あいさつに立った峯ア理事長は、多数の出席者に感謝の言葉を述べたのち「昨年度は非常に厳しい状況にあったが、県土整備部や県警本部から仕事を受注して何とか乗り切ることができた。業界の流れだが、われわれの上部組織である『全国道路標識・標示業協会』では、国土交通省から認可を頂いた基幹技能者の育成に向けた試験業務を行っており、組合員も積極的に参加し、この基幹技能者を取得しようと頑張ってもらっている。組合では今後、県や県警本部へ基幹技能者への理解と活用を求めていく考え。また、少しでも県のお役に立ちたいという思いから、防災協定の締結に向けた検討を昨年から進めている。なるべく早く締結・執行できるようにしていきたい」と明かし、続けて「われわれの仕事は『どこまでもどこまでも続く白い線』である。この仕事に誇りと情熱を持って、本年度もまい進してまいりたい」と意気込んだ。
 来賓祝辞では多数の来賓を代表し、県県土整備部の倉嶋敬明技監、組合の顧問である新井雅博県議会議員がそれぞれ登壇。
 倉嶋技監は「社会資本整備は、貴組合が行っている道路標識や標示、ラインなどの交通安全施設が整ってこそ県民に還元されるもの。皆さま方には引き続き、ご協力を賜りたい」と呼びかけ、新井県議会議員も「本日の総会には、多くの県幹部が臨席している。これも皆さま方の充実した活動が実を結んだ結果であり、今後も交通弱者を守ってほしい」と期待した。
 来賓の紹介や祝電が披露されたのち、議事へ移行。本年度の事業計画案など、第1号議案から第5号議案が順次審議され、いずれも全会一致で承認された。
 本年度の事業計画には◇組合員各社の健全経営◇夢と誇りの持てる業界−などを基本方針に掲げ、県との防災協定の締結を目指すほか、社会貢献活動の実施、各種講習会の開催などに取り組んでいく。さらに、行政側へは分離発注の徹底、発注の平準化、技術者専任規定の緩和などを要望していく。