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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/05/23

【群馬】14年度西毛広域幹線道路事業概要

 県道路整備課は、本年度の西毛広域幹線道路事業概要をまとめた。現在事業化されている工区のうち、都市計画道路中央大橋線の4車線化区間で一部工事着手するほか、高崎西工区では市道の付け替え工事にとりかかる。土地区画整理事業で進めている元総社蒼海、中央第二の2工区では道路築造など、安中工区では用地買収や埋蔵文化財調査を推進していく。

 西毛広域幹線道路は、前橋市千代田町の国道17号交差点を起点とし、高崎市や安中市を経由して富岡市富岡の国道254号バイパスに至る全長L27・8qで計画されている。起点側から◇前橋工区◇元総社蒼海工区◇国分寺工区◇中央第二工区◇高崎工区◇高崎西工区◇高崎安中工区◇安中工区◇安中富岡工区◇富岡工区−の10工区に分けて整備を進めている。前橋工区と国分寺工区全区間、中央第二工区のうちL0・4q区間、富岡工区全区間の計L6・45qは供用を開始しており、全延長に占める供用開始区間は23・2%となっている。
 事業中の区間は、前橋工区のうち都市計画道路中央大橋線の4車線化区間、元総社蒼海工区、中央第二工区のうちL0・35q、高崎西工区、安中工区−の計L8・07qで、全延長の29・0%を占める。
 都市計画道路中央大橋線の4車線化は、前橋市問屋町一丁目の問屋町交差点〜元総社蒼海土地区画整理事業地内までのL0・7q区間で、2013年度から再事業化。昨年度は測量、設計、用地調査などを行っており、本年度は用地買収とともに一部現道内の道路改良工事を実施する。
 元総社蒼海工区は、前橋市問屋町一丁目〜元総社町の関越自動車道東側道までのL1・12qで、土地区画整理事業により4車線で整備する。昨年度は用地補償、道路築造、埋蔵文化財調査を実施した。本年度も移転補償、道路築造、埋蔵文化財調査を推進していく。
 中央第二工区も土地区画整理事業により4車線で整備する。高崎市棟高町の主要地方道高崎渋川線バイパス〜同線現道までのL0・75qで、1期工区のL0・4qが供用されている。12年度から2期工区L0・35qに着工しており、昨年度は用地補償、道路築造、埋蔵文化財調査を実施した。本年度も同様に用地補償や道路築造、埋蔵文化財調査を進めていく。
 高崎西工区は、高崎市箕郷町下芝の主要地方道高崎東吾妻線〜下里見町の国道406号間のL4・7q。高崎東吾妻線〜主要地方道高崎安中渋川線間を4車線、高崎安中渋川線〜国道406号間を2車線で整備する。10年度から事業化し、県土整備プランでは20年度までに完成予定としている。昨年度は用地買収を推進しており、本年度は用地買収や埋蔵文化財調査に加え、一部生活道路を確保しなければならない箇所の市道付け替え工事に着手予定。本年度末での進捗率は事業費ベースで42%となる見込み。
 安中工区は、安中市下秋間の一般県道下里見安中線〜同市安中の国道18号間L1・9qで、2車線により整備する。12年度から事業化し、県土整備プランでは20年度までに完成予定となっている。昨年度は用地調査や買収を実施し、本年度は用地買収や埋蔵文化財調査を行う。本年度末での進捗率は事業費ベースで28%となる見込み。
 高崎工区、高崎安中工区、安中富岡工区の計L13・28qは現段階で未着手となっているが、県土整備プランでは22年度までに事業化する計画。