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建通新聞社
2014/05/15

【大阪】弘済院基本計画 ハード・ソフトに分け委託

大阪市福祉局は、弘済院付属病院建て替えの基本計画策定に伴う検討業務について、ソフト・ハード両面から別途外注したいとしている。ソフト面の検討業務は同局から入札方式で6月にも委託。検討結果を踏まえ、都市整備局からハード面の検討業務を下半期にプロポーザルで外注する。
 ソフト面の検討業務は医療関係のコンサルタントに委託し、運営形態や収支採算性、建て替えのコンセプト、担うべき医療機能の検討を行う。ハード面の検討業務は建設関係のコンサルタントに委託し、施設整備計画として、建物の構造や形状、デザインを固める。
 弘済院では、既存の付属病院、特養施設(第1、第2、老人ホーム)、土地について、更新や民間移譲に併せて建て替えや貸し付け、売却を進める計画。付属病院については、本年度中に建て替えの基本計画を策定し、2015〜18年度に新病院の設計、工事を行う。運営は、今秋に独立行政法人化される市の病院局が引き継ぐ。場所は吹田市古江台6ノ2ノ1。
 特養施設のうち第1特養については、14年度末の指定管理終了に合わせて、土地・建物の貸し付けにより民間に移譲。このため14年度中に法人を選定する。
 第2特養は、直営で運営中で、第1とともに民間移譲を検討するが、詳細なスケジュールは未定としている。老人ホームは14年度末で廃止する。
 土地については全体約13万平方bの一部を売却する予定。13年度末に対象エリアなど大まかな売却案を策定済み。今後、市の方針として諮り、承認され次第、売却用地の不動産鑑定や公募要領の作成の準備に入る。売却は15年度になる見通し。