静岡県は、本年度の公共事業発注計画で上半期の発注目標を75・0%に決めた。近年では、リーマンショック後に過去最高水準の前倒しが国から要請された2009年度の80・0%に次ぐものとなった。
消費税引き上げに伴う景気下振れリスクなどに対応するため、「できる限り年度前半に経済効果が発揮されるよう早期・円滑な執行を」と国から要請があった。この要請と県内の現状などを踏まえて県は、公共事業施行対策連絡会議(議長・野知泰裕交通基盤部長)で上半期発注目標を75・0%に設定した。
14年度年間の対象事業費(工事費+用地費)は1756億1000万円で、14年度当初予算と13年度の繰り越し事業費(約450億2300万円)。75%に当たる目標額は1317億0800万円。
過去最高の上半期目標率は1999年度の82・0%。13年度は65・6%だったことから、14年度は5月〜9月で集中的に発注することとなる。
(2014/5/14)
建通新聞社 静岡支社