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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/05/13

【山梨】県環境整備事業団、境川処分場工事実施方針への質問に回答

 県環境整備事業団は、笛吹市境川町に整備する一般廃棄物最終処分場で、事業団が示した「建設工事の実施方針および要求水準案」に関する業者からの意見・質問への回答をホームページで示した。
 それによると、実施方針について、提案書と入札書は同時提出かとの質問に「提案図書と同時に入札書も提出」と回答。建設事業者4者JV(土木建築3者、水処理施設1者)の出資比率については上限・下限を設けないとした。予定価格の公表は入札公告時に行うとした。
 要求水準書案については、建設予定地の概況、土地利用状況、基本的機能などの質問について回答した。
 建設工事の実施方針によると、建設事業者は4者JVで施設の設計施工、運営維持管理を行う。今後、入札公告(一般競争、総合評価方式)を行い、9月にも落札者を決定し、10月に請負契約を締結する。
 一般廃棄物最終処分場は、県内の市町村で構成する県市町村総合事務組合が県環境整備事業団に委託して笛吹市境川町上寺尾区の約12万5000uに建設する。
 埋立面積は約2万9000u、埋立容量は約30万立方m。電気的漏水検知システムを導入する。そのほか、浸出水処理施設(処理能力120立方m/日。アルカリ凝集沈殿法)、管理棟(基準面積約500u)、洗車設備、受水槽・防火水槽、門扉・フェンス、周回道路・駐車場、覆土材仮置場、防災調整池(約9000立方m)などを設置する。整備期間は50カ月、埋立(運営)期間は20年間。
 業務範囲は、事業団では埋立地の設計、各種申請、用地取得などを担当。事業者は、施設の設計施工(埋立地などの実施設計照査および施工)、施設の運営維持管理(廃棄物の埋め立て、最終覆土など)を行う。実施設計は八千代エンジニヤリング鰍ェ担当。
 14年度から建設工事に着手するため、事業者の選定に向けて実施方針や要求水準案を公開し、質問や意見を募った。