建通新聞社四国
2014/05/13
【香川】高松南警察署跡地を慶生会に売却
香川県が公募型プロポーザル方式で募集していた県有地「高松南警察署跡地」の活用事業者が社会福祉法人慶生会(琴平町苗田中森402ノ1、大西洋一理事長)に決まった。今後、5月締結を目標に県と同法人との間で売買契約手続きを進め、同法人が複合型介護施設を建設する。売却価格は2億2718万2000円。
計画によると、高松市花ノ宮町2ノ1035ノ23の宅地2752・48平方bに鉄骨造4階建ての複合型介護施設を建設する。1階は地域交流スペースとデイサービスセンター(定員25人)、2階に短期入所生活介護施設(ショートステイ20床)、3・4階にサービス付き高齢者住宅(各20床、計40床)が入る。
高松南警察署跡地事業者の募集では14年1月17〜24日まで受け付け、同法人の1事業者のみが登録。3月17日までに提案書類の提出があった。県有未利用地有効活用検討委員会が高松都市圏の中枢拠点機能の充実・強化に資する施設▽生活支援の充実に資する施設(医療、福祉、介護、商業施設などのサービスを提供)などの条件を満たす提案趣旨・基本方針のほか、施設計建設画や実現可能性などについて審査。高齢化が急速に進む高松市中心部で三つの施設サービスを複合的に実施する提案などが高い評価を受けた。