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建通新聞社
2014/05/09

【大阪】日本橋小中一貫校整備に20億概算 大阪市

大阪市教育委員会は、日本橋中学校に施設一体型小中一貫校を整備する計画で、総事業費に約20億円を概算している。今後着手する実施設計でさらに精査し、2015年度当初予算に工事費を盛り込みたい考えだ。実施設計は、簡易プロポーザル方式により6月にも委託先を選定。15年3月までの納期で作成する。
 小中一貫校は、浪速区にある恵美、日東、日本橋の3小学校を統合し、日本橋中学校に整備する計画。既存の敷地約6200平方bが狭いため、南側に隣接する関谷町公園約1fを校地に充て、運動場と新校舎を設置する。既存施設は改修利用し、新校舎とともに17年度の開校を目指す。場所は大阪市浪速区日本橋西1ノ7ノ6。
 13年度に内部でまとめた基本設計によると、新校舎の規模は、鉄筋コンクリート造6階建て延べ5000平方bを想定。改修する既存施設(校舎棟、体育館・武道場、プールなど)の規模は同造4階建て延べ7200平方bとなっている。
 実施設計の委託費は、5月補正予算案に5836万円を計上。議決次第、簡易プロポーザルの手続きに入る見通し。15〜16年度に新校舎の建設、既存校舎の改修を進めるが、改修工事については開校後の17年度も継続して行われる。
 同市では、小学校の統合と併せて、小中一貫校の設置を進めており、同校が4校目となる。今後も条件に合う統合計画があれば小中一貫校の設置を検討していく。
 日本橋中学校は、開校時に総児童・生徒数560人を見込む。小学校1年生からの英語学習や専門性を生かした教科指導の充実を図り、全市からも広く児童を募集する。