建通新聞社(神奈川)
2014/05/08
【神奈川】 パシフィコ横浜大規模改修 1期ホテル棟改修は60億円で戸田・紅梅JV
横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)は、MICE拠点施設パシフィコ横浜の大規模改修で、初弾となるホテル棟設備改修工事の施工者を戸田建設横浜支店(横浜市中区)と紅梅組(横浜市西区)の建設共同企業体に決めた。工事費は約60億円(税込)。
ホテル棟は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上31階建て延べ7万1277平方b。客室が約600室。空調の高効率化をメーンに、衛生設備や昇降機、外壁などを改修。電気はLED化を含めた更新を行う。
予定工期は4月〜2017年11月末。施設を営業しながら施工する。横浜市のスマートシティ構想を踏まえ、省エネ化を促進する。
所在地は横浜市西区みなとみらい1ノ1ノ1。
PM(プロジェクトマネジメント)・設計および監理を日建設計(東京都千代田区)が担当。
〜全体を30年度までに更新〜
ホテル棟に続く改修工事は、建設年次の古い建物から順次着手する。91年に完成したのが展示ホール(A・Bホール)と会議センター、94年が国立大ホール。展示ホール(C・Dホール)とアネックスは2001年の完成。30年度までに施設全体を更新する計画だ。総事業費は約180億円。
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ホテル棟のテナントであるヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルは、現在、客室の内装リニューアル工事を戸田建設で進めている。工期は15年末まで。