トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(山梨)
2014/05/08

【山梨】富士吉田市西丸尾団地 近く2期工事を公告

 富士吉田市建築住宅課は、市営西丸尾団地建設(第2期)工事を計画している。工事公告は、早ければ今月中旬にも「建築主体(W造2階建て、4棟)」「電気設備(電灯コンセント、住宅用火災報知器、電話および情報配管、テレビ共同受信設備)」「機械設備(衛生器具、給水、給湯、排水、ガス、換気設備)」の3分離で予定、来月に入札を執行する。第1期工事と同様に「市内に本社」があることが入札参加条件となりそうだ。
 建築主体工事費は1億5000万円を超えることが予想されるため、6月定例市議会での承認後に着工する。
 西丸尾団地第2期では、W造2階建て(4棟分・総延べ床面積約1600u)を建設。2DKタイプ(16戸)と3DKタイプ(10戸)を2棟ずつ(計4棟)整備する。
 駐車場には、普通自動車67台分(身障者用2台を除く)の自転車置き場と緑地帯を配置。1期分と同様、太陽光発電や、床暖房、IH機器などを導入しない。設計は雨宮建築設計事務所(甲府市上石田)が手掛けた。
 建築住宅課によると、団地の構造は当初、「RC造」だったが、東日本大震災の影響で低層の「W造」に変更した理由として、@低層の方が景観に良い点A高層でエレベーターが停止すると不便な点B国が公共建築物での木材利用を促進している点−などを挙げている。
 建て替え事業については、2003年度に策定した「富士吉田市公営住宅ストック活用計画」に基づき事業を執行。08年度には1〜3号館まで建設するという基本計画および基本設計を済ませていたが、同年度末に「富士吉田市中期財政計画」により、事業自体を一時凍結。全体の市営住宅管理計画を見直すことにした。
 このほか既存団地の解体計画では、来年度にCB造2階建ての9棟(4号棟〜11号棟と57号棟)、再来年度に残る7棟を解体する見通し。
 本年度の当初予算には、第2期分として2億3059万3000円の建設事業費を計上済み。年度内での完成を目指す。
 主な第1期分(1〜4・7・10号棟)の落札者は次のとおり。
◆西丸尾団地建設主体工事=川上建設・三和建設JV(落札金額2億8150万円)
◆同団地電気設備工事=宮川電気(4380万円)
◆同団地機械設備工事=サンエイ・高野熱設備JV(1億160万円) 
◆同団地外構工事=大森工務所(6600万円)