建通新聞社(神奈川)
2014/04/30
【神奈川】神奈川県流域下水道整備事務所 酒匂川流域下水道建設事業費に14・5億円 左岸処理場水処理機械・電気設備改築など
神奈川県流域下水道整備事務所は、2014年度の酒匂川流域下水道建設事業費として、14億5891万円を予算化した。左岸処理場の水処理第1系列3、4池機械設備・電気設備改築、川勾ポンプ場の耐震工事などを新規に実施する計画だ。
左岸処理場(柳島管理センター 茅ケ崎市柳島)では、汚泥脱水機から焼却炉へ汚泥を運ぶ搬送設備と水処理第1系列の設備が老朽化。このため、水処理第1系列3、4池機械設備・電気設備改築を14〜15年度の継続で実施。汚泥搬送機械設備・電気設備改築を14〜15年度の継続で実施。また、ストックハウスの臭気対策としてストックハウス脱臭機設置工事(機械・電気)を14年度の単年度で行う。
右岸処理場(四之宮管理センター 平塚市四之宮)では、老朽化した汚泥脱水機を更新を13年度から実施中。汚泥脱水機機械設備・電気設備改築工事を14年度まで継続で行う。
川匂ポンプ場(二宮町川匂)では、耐震対策として、川匂ポンプ場の耐震対策工事を新規に実施。
箱根小田原幹線について、管渠築造工事を継続して行うとともに、関連する泥土処理工事などを行う。
酒匂川流域下水道事業は、県と関連3市4町との共同事業として1973年に着手。左岸処理場は82年12月に、右岸処理場は97年7月に供用開始した。08年2月には箱根町が編入し3市7町となり、12年度末の人口普及率は約80%となっている。