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建通新聞社四国
2014/04/25

【愛媛】東雲小と教育センター合築を7月発注

 松山市は、東雲小学校と市教育センターの合築工事を7月ごろ発注し、請負締結議案を9月市議会に諮るもよう。
 東雲小校舎と教育センターを合わせた規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て延べ1万0007平方bとなることが明らかとなった。設計を東畑建築事務所(名古屋市中村区)で進めており、夏ごろ完了する。
 建設事業は2014・15年度の2カ年。東雲小に隣接する東中学校との併設型校舎と教育センターを合築する。事業費は14年度当初予算に11億円を計上するとともに、16億3800万円の15年度継続費を盛り込み、合計で27億3000万円の事業費を設定している。
 新校舎は、メディアセンターや多目的ホールのほか、敷地を有効利用するため屋上に小・中学校共用のプールを設ける。屋上プールは現プールの25b7コースより若干縮小する見通し。
 東雲小改築は、老朽化や児童減少傾向などを反映し、適正規模のコンパクトな校舎に建て替えるもので、建て替えを機に東中との小中連携を図るため、小中併設型校舎を整備する。
 教育センターは、新校舎と廊下で結ぶ。施設は、研修・教育研究関連のほか4階部分に小学校の体育館を設ける。体育館の規模はバスケットボールコート1面分程度を想定している。また、エレベーター1基を設置し、東中や新校舎に車イスで移動できるようバリアフリー化するほか、1階の一部に児童クラブも設置する。
 新校舎と教育センターは、東中プール跡地と東雲小運動場に建設。完成後には既存の東雲小施設は解体する。14年夏の小・中学校のプール学習授業が済み次第、両プールの解体に着手し、新施設建設用地を確保する。東雲小のプールは1980年築のコンクリート製25b(7コース)。東中プールが81年築のコンクリート製25b(8コース)。
 既存の東雲小は、教室棟2棟と体育館、プールで構成されている。教室棟の1棟は管理特別教室と普通教室で、1951年築の鉄筋コンクリート造3階建て延べ3211平方b。もう1棟は特別教室と普通教室から構成され、52年築の鉄筋コンクリート造3階建て延べ3144平方b。体育館は、85年築の鉄筋コンクリート造平屋一部2階建て延べ1226平方b。
 東中は、教室棟2棟と体育館、プール、技術室と武道場を併設する施設で構成されている。管理特別教室棟が84年築の鉄筋コンクリート造4階建て延べ3511平方b。特別教室棟が83年築の鉄筋コンクリート造3階建て延べ2029平方b。体育館が83年築の鉄骨造平屋1000平方b。技術室と武道場が83年築の鉄筋コンクリート造2階建て延べ500平方b。
 校舎は大規模改造し、体育館などは現状維持する。