北海道建設新聞社
2014/04/22
【北海道】札幌・北4東6再開発−事業協力者決まり400億円のプロジェクト始動へ
北4東6周辺地区まちづくり準備組合(末長守人理事長)は、民間事業者提案で募集していた北海道ガス札幌工場跡地を含む北4東6周辺地区市街地再開発事業の事業協力者として大和ハウス工業を選定した。分譲マンションや医療施設などの複合開発で、総事業費約400億円に上るビッグプロジェクトがいよいよ動きだす。
21日の臨時総会で了承された。再開発はJR線路南側で進める3街区のうち、中央区大通東5丁目の札幌市中央体育館の移転用地を除く2街区1万9350m²が対象。
敷地面積は約4・3ha。3街区の面積は、中央体育館の移転用地を含むB―1街区が1万5000m²、東8丁目・篠路通側のB―2街区が1万1760m²、北3条通側のC街区が7590m²。
今回選定した案では、C街区がツイン型の分譲マンションと商業施設の複合施設で、地上17階、延べ約2万2000m²。戸数は約230戸を想定する。B―2街区はクリニックや高度検診センターから成る6階建ての医療施設と、12階建ての高齢者住宅などを併設するもので、延べ約3万5000m²に上る。
再開発事業は、2014年度に都市計画決定と事業認可、15年度の実施設計、権利変換計画認可を経て、同年度後半から既存建物の解体に入り、16年春の本体着工を目指す。
工事は、中央体育館のB―1とC街区を1期工事として16年度から2カ年で進め、残りを18年度からの2期工事で実施。全体完成は19年度を予定している。
施工業者は1期分をまとめて15年度に選定する見込みだ。