日本工業経済新聞社(群馬)
2014/04/21
【群馬】県太田土木、太田大間々バイパスは16年度着工
県太田土木事務所は、主要地方道太田大間々線バイパス新田藪塚工区について、2016年度の工事着手を見込んでいる。本年度は用地調査を終え、用地交渉に入る。15年度は埋蔵文化財調査を予定している。
同工区の整備は、太田市新田小金井町から山之神町を走る一般県道桐生新田木崎線のL1900mを、並行して走る太田大間々線のバイパス道路として拡幅改良するもの。
全幅約7mから4車線(両側歩道)へ広げる計画で、詳細設計は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)へ委託。設計VEも実施したところ。
用地測量は昨年度に委託され、南のL700mを協和補償コンサルタント(高崎市)、北のL1200mを三陽技術コンサルタンツがそれぞれ担当している。対象区間の西側には工場が多いため、基本的には畑などが広がる東側へ拡幅用地を求めていく。
新田地域では遺跡が多く発見されることから、来年度は埋蔵文化財調査期間に充て、工事は翌16年度に実施し完成を目指す。
太田大間々線バイパスは、これまでに新田藪塚工区の南にある鳥山工区L5qでW25mの4車線道路を整備済み。新田藪塚工区が完成すれば、北関東自動車道の側道までつながり、太田大間々線の旧道で朝夕に発生する渋滞の緩和が図られる。