農林水産省関東農政局は、本年度から直轄事業で国営かんがい排水事業(国営施設機能保全事業)の大利根用水地区に着手する。利根川水系土地改良調査管理事務所や地元の大利根土地改良区(匝瑳市)、干潟土地改良区(旭市)が法手続きを進めており、今後、施行申請、計画書の公告縦覧などを経て8月の計画確定を目指す。本年度は事業費1億8000万円を予定する。業務は大利根土地改良調査管理事務所(旭市根戸471―65)が実施し、今後、現地事務所として大利根用水支所(旭市)を設置する予定。
同事業の期間は2014〜23年度の10か年で、総事業費37億円を投入し、揚水機場3か所、排水機場1か所、用水路9・3q、排水路0・2qを実施する計画。事業費の内訳は、揚水機場3か所の改修が25億6500万円、排水機場の改修が8億5400万円、用水路の改修が2億2900万円、排水路改修が5200万円。