静岡市は、PFI(民間資金活用による社会資本整備)事業で実施する北部学校給食センター整備について、PFIアドバイザリー業務委託先の選定方法を5月中旬過ぎには決定する方針。選定方法は、指名競争入札、指名型プロポーザル方式などを軸に、現在、庁内で検討を重ねている。PFI事業方式は、市が施設を所有し、税制面で有利なBTO(Build Transfer and Operate)方式となる。
老朽化した学校給食施設の整備と「学校給食衛生管理基準」(2009年4月1日施行)に基づく衛生面の改善を進めるもの。現センターを解体し、最大1万食毎日の調理・配送能力を持つ新センターに建て替える。新施設の想定される規模は、鉄骨造2階建て延べ約4700平方b。
2014年度・15年度にアドバイザリー業務、建設会社・調理業者・金融機関などからなるSPC(特別目的会社)の募集をかけ、担当業者を選定する。16・17年度に設計・施工を予定し、18年4月の供用開始後、維持管理・運営期間は15年間としている。
現センターの規模は、鉄骨コンクリート造平屋一部2階建て延べ3751平方b、敷地6909平方b。1978年9月に開設、小学校16校・中学校8校を対象に8378食毎日の給食を調理・配送している。上水道、ガスが整備済みだが、下水道は未整備のため、合併浄化槽の整備が必要となる。
建設地は葵区門屋199。
(2014/4/18)
建通新聞社 静岡支社