建通新聞社(神奈川)
2014/04/17
【神奈川】「PFIのBTOで整備、コンセッション方式で運営。横浜市の新たなMICE施設」
横浜市文化観光局は、新たなMICE施設の整備をPFI事業のBTO方式で行うため、アドバイザリー業務の委託先選定で公募型プロポーザルの手続きを開始した。4月28日正午まで申し込みを受け付ける。
参加資格は横浜市一般競争入札有資格者名簿に搭載され「各種調査企画」の登録がある格付けA以上の者。共同企業体の場合は、少なくとも1者が市内業者であることが条件。
5月14〜23日に提案書の提出を受け付け、評価委員会でヒアリング審査などを行い、6月中旬をめどに最優秀者を特定する。履行期間は2015年3月31日まで。概算業務価格は2545万円(上限、税別)。
業務内容は、MICE施設の設計・建設・維持管理にかかるPFI事業(@)とMICE施設の運営にかかるPFI事業(A)のアドバイザリー=図=。
PFI事業@で実施方針案を作成するほか▽業務要求水準書の精査▽モニタリング基本計画策定▽特定事業選定支援▽事業者募集支援―などを行う。
PFI事業Aでは、新施設の運営をパシフィコ横浜と一体的に行うため、コンセッション方式(公共施設等運営権)による運営の実施方針条例案を作成し、運営権対価などを試算する。
MICE施設は多目的ホール約1万平方bと会議室約6500平方b、荷さばき駐車場約2万平方bで構成する。付帯施設にホテル機能を設けるほか、自由提案により、利用者の利便性を向上する施設を併設する。
事業期間は14〜15年度にPFI法定手続き、15〜19年度に設計・建設を進め、20〜39年度をサービス購入期間として予定している。
建設地はみなとみらい21中央地区20街区の敷地2万2000平方b。