建通新聞社
2014/04/17
【大阪】萱島直送幹線ルート変更し7月にも本体公告
大阪府都市整備部は、寝屋川北部流域下水道のうち萱島直送幹線について、自然流下を基本として現行ルートを変更し、年明けに着工する計画だ。このため早ければ7月に本体工事の条件付一般競争入札を公告。7〜8月に落札決定し、9月議会後半での契約議案上程を目指す。
変更後の規模は、口径1100_のシールド工を見込み、発進、到達立て坑工を一括して行う。シールド機は、終点の萱島ポンプ場に立て坑を築造し、東に向け発進する。途中、京阪寝屋川車庫の南側を抜け、府道八尾枚方線をくぐり、起点のヤマダ電機テックランド寝屋川店の南東側付近(寝屋川市新家1丁目)に到達させる。延長は1400b。工期は35カ月。
実施設計はセリオス(大阪市中央区)が5月末の納期で作成中。現在、シールド工法の詳細検討や数量など最終的な積算を進めている。
同幹線は、寝屋川市を処理区域とした分流汚水幹線として計画。当初、自然流下と圧送による口径700〜1500_のシールド延長約2120bの本体工を検討していたが、自然流下のみの計画に変更。これに伴いルートを見直した。起点は、当初の寝屋川市高宮栄町より南側となる新家1丁目。終点は萱島ポンプ場(東神田町)のままとなった。
下水道事業計画の変更案は昨年度の都市計画審議会で承認済み。
大阪府の議会承認案件は土木工事で5億円以上が対象となる。