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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/04/14

【山梨】富士吉田市食あいセンター 7月頃にも造成工

 (仮称)富士の郷食あいセンターの建設に向けて富士吉田市学校給食センター建設室は、7月ごろにも造成工事を公告する。造成の規模は約5000uを予定し、工費は概算9299万9000円(擁壁工事含む)を見込む。施設建設の時期については補助金の状況により未定だが、補正予算により年度内の工事発注も十分有り得る。発注方法はこれまでの市入札状況から見ると、一括発注ではなく「分離発注による一般競争(建築主体、電気設備、機械設備、外構)」が有力。16年6月ごろの竣工を目指す。 
 富士の郷食あいセンターは、敷地面積約5000uにS造2階建て、延べ約3400uの規模で建設。小明見地区の工業団地に隣接する。市では災害時の避難所として食料を供給するための炊き出し拠点と位置付ける。実施設計については現在、日立建設設計(東京都)へ委託している。
 また市では、小学校7校(102クラス)と中学校4校(52クラス)、保育園(6園)で計5000食程度を想定。センターの機能として、▽給食(検収、下処理、調理、配缶、配送、洗浄・消毒)▽管理(更衣・衛生、洗濯、事務、会議、食事・休憩、受付)▽付帯(見学、会議)−など備え、環境にも配慮し、太陽光発電システム20kw程度を導入する。厨房機器整備はアイホ―東京支店(東京都練馬区)が担当した。
 一方、既存のRC造2階建て延べ1700u規模の給食センター(同市大明見847−1)は借地のため、新センター完成後に解体して更地に戻すという。