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建通新聞社(神奈川)
2014/04/14

【神奈川】茅ケ崎市 柳島スポーツ公園整備のPFI入札公告

 茅ケ崎市は10日、(仮称)柳島スポーツ公園整備事業のPFI入札を公告した。17日に茅ケ崎市総合体育館で入札説明会を開催(16日までに申し込み)。入札参加表明書の提出は、5月19日から30日まで受け付ける。入札は7月18日。同日開札する。10月中旬に落札者を決定し基本協定を締結。12月中旬に事業契約を締ぶ予定だ。担当は文化生涯学習部スポーツ健康課。
 事業者が建設した後市に所有権を移転し、事業期間を通じて選定事業者が本施設の維持管理と運営を行うBTO方式を採用。@多様な利用A公園緑地機能B防災機能−を備えた総合スポーツ公園の構築を目指す。
 新湘南国道の整備や相模川左岸の築堤工事に伴い、既存の相模川河畔スポーツ公園を柳原向河原地区(敷地面積約6・5f)に移転し、総合競技場などを整備するとともに、市南西部地域防災拠点を形成する事業。予定地は市街化調整区域で、建ぺい率50%、容積率100%。運動施設の敷地面積は全体の50%以下とし、緑化面積率は30%以上とする。
 設計・建設期間は、事業契約締結日〜2018年3月24日。維持管理・運営期間は、18年3月25日〜38年3月31日。
 総合競技場は、日本陸上競技連盟の公認陸上競技場第3種に準じた仕様。インフィールドに人工芝を予定。サッカーやラグビーなどの利用についても考慮した規模(105b以上×68b以上)。直走路は80bを2本。トラックは全天候型。メーンスタンド(1200席以上)は、最前列を総合競技場のグラウンド高さと同程度としたフラット型を基本とする。
 公園には東屋、ベンチ、水飲み、時計塔、トイレなどを設置。太陽光発電や省エネルギー型器具の導入を検討。「スポーツ・コミュニケーションゾーン」は、総合競技場利用者の練習場所としても利用できる空間とし、テニスコートを設置する。防災施設として、避難空間を225平方b以上確保。ヘリコプター臨時離着陸場(36b×36b以上)確保する。
 駐車場は、普通自動車246台以上、大型自動車7台以上を収容。
 PFI応募者は、▽設計(建築設計、公園設計)▽工事監理▽建設(建築、公園)▽維持管理▽運営−を行う者で構成。事業者は特別目的会社を設立する。設計担当者は、建築と公園で所定の設計実績などが必要。茅ケ崎市競争入札参加資格者名簿への登録がない場合は、申請手続きし、登録申請中として参加できる。建築企業は、経営事項審査結果の建築一式工事の総合評価値が900点以上で所定の実績があることなど。公園建設企業は、土木一式工事の総合評価値が900点以上で所定の実績などが必要。
 本事業に関与した三菱総合研究所、オオバ、松田平田設計、東京丸の内法律事務所は入札参加できない。
 審査は、選定委員会(委員長・南学東洋大学客員教授)が行う。第一次審査で参加資格の有無を確認。第二次審査で応募者からの提案内容を審査する。