トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2014/04/07

【大阪】岸里調節池立坑14年度にも基本設計

大阪府都市整備部は、寝屋川南部地下河川事業最下流部の未整備区間(岸里調節池)について、2014年度に発進立て坑用地となる木津川排水機場建設予定地のボーリング調査を実施し、早ければ同年度中に立て坑の基本設計を委託する方針。調節池本体工については、市施行の上面道路の用地買収が19年度までかかる見通しで、18年度ごろに詳細設計、19年度以降での着工を目指すとしている。
 未整備区間は、聖天山立坑(大阪市阿倍野区松虫通3丁目)から木津川河口部の排水機場予定地(西成区南津守2丁目)までの延長約2・2`。基本設計は日建技術コンサルタント(大阪市中央区)で作成済み。
 木津川の排水機場予定地から上流に掘り進む計画で、シールド内径は約9・8b。基本設計で管渠、特殊マンホールの基本設計、施工方法を比較検討し、ルートを固めた。シールド工法は、泥土圧式か泥水式を検討中。
 南部地下河川は、大口径管渠で雨水をいったん貯留。新たな下水道管(下水道増補幹線)との一体的運用で寝屋川流域の治水機能の向上を図る。
 全体では、東大阪市若江から大阪市西成区に至る道路下に総延長13・4`の地下河川を計画。口径は6・9b〜9・8b(最下流部)。1990年12月に久宝寺立坑が完成し、以降、段階的に整備を進めている。