日本工業経済新聞社(群馬)
2014/04/03
【群馬】鉄鋼スラグを含む砕石の分析試験を実施
県建設企画課は、県民の安全・安心を守るため、県発注公共工事で大同特殊鋼の鉄鋼スラグ砕石を使用した箇所の環境基準における分析試験を実施すると発表した。試験には約1カ月を要する見込みという。
県では、2009年度以降、27工事(環境森林部2工事、農政部4工事、県土整備部21工事)で大同特殊鋼の鉄鋼スラグを含む砕石を使用したことを確認している。いずれの工事でも鉄鋼スラグを15%程度混合した砕石を使用しているが、使用にあたっては都道府県知事の登録を受けた試験機関の品質規格証明により環境基準への適合を確認している。
品質規格証明と現地で実際に使用している砕石の整合性を確認するため、27工事の中から使用年度や使用量、使用地域、使用形態などを勘案して、代表的な5〜6工事を抽出して環境基準項目の分析試験を実施する。