日本工業経済新聞社(群馬)
2014/04/03
【群馬】玉村町第4保育所は6月中の契約目指す
玉村町は、町立第4保育所の建て替え計画で、本年度いよいよ本体工事に着工する。これから積算業務を進め、早ければ今月中、遅くとも5月の連休前までに公告する考え。当初予算には工事費4億3707万7000円を計上しており、建築、機械電気設備、太陽光発電設備の3分離で発注する予定だ。町は2015年4月の開所式までに完成させる考え。第4保育所の着工により、町の保育所建て替え計画は終了となる。
町では、町内にある第1保育所から第4保育所を対象に建て替えを進めている。すでに第1保育所から第3保育所は建て替えが完了しており、第4保育所で計画は完了する。
町は、6月中に本体工事の契約を目指しており、遅くとも5月の連休前までに公告する考え。建築、機械電気設備、太陽光発電設備設置の3分離発注とし、建築工事は、建築一式と遊具・園庭整備を含めた発注案件となる。電気設備と機械設備は一括発注となる。
これから設計単価の見直しを行い、6月中に契約できたと仮定して、完成検査や引き渡しまでを含めた9カ月間の工期で建設工事を進める。工事は遅くとも2015年4月の開所式までに間に合わせるが、可能であれば卒所式も新保育所で迎えたい意向がある。
新保育所は、移転先となる既存保育所の隣地4539uへW造平屋建て、延べ床面積1610・12uで建設する。平面で見ると園舎は『コ』の字となり、中央空間は園庭とする。2歳児から5歳児の保育室は2部屋ずつ設ける。ゼロ歳児から1歳児の保育室は可動壁を採用し、利用状況に応じてレイアウトを変更できるようにする。また、職員室、調理室、遊戯室のほか、一時預かり室を新設し、多様なニーズに対応する。調理室にはガスコンロも一部設け、緊急時の避難所としての機能を確保する。
新保育所の新築工事では県産材のスギを活用し、ぬくもりある空間を演出するほか、LED照明や30kWの太陽光発電設備を導入した環境配慮型の保育施設を目指す。
なお、既存の保育所(プレハブおよびW造の平屋建て、延べ床面積760u)については、2015年度に解体する予定。