建通新聞社四国
2014/04/01
【高知】県自治会館庁舎移転新築、今夏公告へ
高知県市町村総合事務組合(管理者・有岡正幹安田町長)は、同組合などが入居する高知県自治会館庁舎を移転新築するため、当初の予定を前倒して8月ごろの公告を目指す。補助金の関係で2016年3月までの完成に間に合わせることから、早期公告に向けて今後、国交省との調整を図る。
入札公告の資格要件については、ゼネコン単体とするか、ゼネコンと県内建築業者のJVとするかを検討中。建築主体と電気設備、機械設備は一括する。
また、建設地となる高知県森連ビル(高知市本町4ノ1ノ35 鉄筋コンクリート造6階建て延べ約2200平方b)の解体は4月末に指名通知する予定。
新庁舎の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)および木造6階一部7階建て延べ3622平方b、中層免震工法。1〜3階が鉄骨鉄筋コンクリート造、4〜6階が木造で、構造壁の一部に高知県が普及を目指すCLTパネルを採用する。木材は県産材を使用する。
1階はピロティ形式で17台分の駐車場を整備。2階に人づくり広域連合の研修室(2部屋、間仕切りを取り外し1部屋にできる)。3階に大会議室。4階に人づくり広域連合事務室と貸事務室(入居者は募集中)。5階に市町村総合事務組合、町村会、町村議会議長会の事務室と会長室、書庫。6階に小会議室、中会議室、談話室、ラウンジ、休憩室を配置する。また1階と2階の間に免震装置メンテナンススペース、屋上にペントハウス(機械室)とソーラーパネルを設ける。
概算工事費は11億8000万円程度。実施設計は細木建築研究所(高知市)が担当。