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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/03/26

【群馬】延べ30校・35棟で耐震化

 県教育委員会管理課は新年度も県立高等学校の耐震化を進めていく。耐震改修工事は15校・20棟、設計は15校・15棟でそれぞれ実施する。本年度2月補正予算で工事費および設計費に計19億7684万3000円を前倒しして確保した。設計については4月中にも委託したい方針で、工事もできるだけ早期の発注を目指す。

 新年度に耐震補強工事を推進するのは◇沼田女子◇伊勢崎工業◇吉井◇高崎工業◇高崎女子◇渋川青翠◇桐生工業◇沼田◇太田◇松井田◇大泉◇板倉◇安中総合◇尾瀬◇富岡−の15校。工事費は19億134万5000円を確保している。このうち、伊勢崎工業、高崎工業、大泉は2棟、沼田は3棟で工事を実施するため、トータルでは20棟となる。高崎女子の教室棟、高崎工業の建築土木科棟、尾瀬の管理教室棟の3棟は延べ床面積が4000uを超える大規模建築物。また、沼田の講堂は1928年(昭和3年)築と非常に古い。伊勢崎工業の連絡棟と板倉の武道場はS造で、それ以外の18棟はRC造となっている。いずれも4月中に積算作業を進め、できるだけ早期の工事発注を目指す。
 一方、設計を実施するのは◇沼田女子◇伊勢崎工業◇高崎工業◇高崎女子◇渋川青翠◇桐生工業◇大泉◇伊勢崎商業◇榛名◇伊勢崎清明◇高崎商業◇大間々◇高崎北◇嬬恋◇利根実業−の15校で、設計費には計7549万8000円を措置した。各校1棟ずつのため棟数も15となる。このうち、高崎工業の電気電子棟、高崎女子の管理棟は延べ床面積4000u超で、伊勢崎商業の管理特別教室棟(B棟)も延べ床面積3760uと大きい。渋川青翠の武道場、大泉の土木科実習棟、大間々の武道場、高崎北の武道場はS造で、それ以外はRC造の施設となっている。設計は4月中にも順次委託していきたい方針だ。
 県教委では、「県立学校耐震改修計画」に基づき、15年度末までに県立学校の耐震化終了を目指している。生徒および地域住民の応急避難場所として安全を確保したい考えだ。