建通新聞社四国
2014/03/25
【高知】県土木Aは12者減
高知県土木部は、2014年度等級格付けとランク基準を発表した。全28業種の延べ業者数は5230者で、前年度当初と比べ9者増えた。反面、土木一式工事の業者数は919者で同比10者減、04年度の1254者から300者以上減少している。また、Aランクが14者と前年度より12者減少した。談合問題に伴う指名停止によるマイナス60点の減点などが大きく影響している。
全28業種のうち、前年度より増加したのは、とび・土工・コンクリート工事が13者、石工事と塗装工事が5者、電気工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、舗装工事が3者など12業種。一方、減少したのは、土木一式工事が10者、造園工事が8者、管工事が4者、機械器具設置工事が3者など10業種。増減なしが6業種。
前年度と比べ、Aランクの業者数は、とび・土工・コンクリート工事が8者、電気工事が7者、水道施設工事が4者、建築一式工事が3者、防水工事が2者、タイル・れんが・ブロック工事と鋼構造物工事が1者増加している。減少したのは、土木一式工事の12者をはじめ6業種。
14年度のランク基準表の総合点数は、13年度と同じ。完成工事高のない業者は、総合点数による本来のランクより一つ下位のランクに位置付けた後、同一ランク内で、完成工事高のある業者を上位に、ない業者を下位に置き、それぞれについて総合点数の順に並べて位置付ける。またコンプラナンス基本方針を策定してい場合は、ライン以上の総合点数であっても2ランクまたは最下位ランクに引き下げる。引き下げたランク内の順位については、すでに完成している完成工事高の有無による変動を確定させたのち、さらにその下位に置き、それぞれの総合点数の順に並べて位置付ける。