トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2014/03/24

【大阪】本町橋BASE整備へ利活用策 大阪市

大阪市は、東横堀川(本町橋BASE)の水辺の魅力向上に向け、2014年度中にハード・ソフト両面からの具体的な利活用策を固める方針。本町橋BASEでは、船着き場を中心にオープンカフェやイベント広場などによる新たなにぎわいづくりが検討されており、15年春に一部がオープンする。
 本町橋BASEは、東横堀川の本町橋北側のエリア。18年ごろに予定される下水道工事の復旧整備に併せ、船着き場やオープンカフェ、イベント広場などを整備し、民間事業者によって水辺と船を楽しめる魅力ある空間を創出する計画。
 導入施設にはこのほか、小型船の係留施設、遊歩道、休憩スペース、トイレ、親水性の高い水辺施設などが想定される。
 利活用策の検討に向けては現在、市場調査を実施しており、6月末の期限で民間事業者から提案・意見を募集。提案を踏まえ、14年度中に事業スキームや復旧整備の形状を整理した上で、大まかな方向性を示す。
 導入施設の整備や運営を行う民間事業者の公募は15年度以降になる見通し。
 15年春に先行オープンさせる船着き場は、現仮設桟橋を定期航路専用施設として整備し直すもので、14年度上半期に実施設計を委託し、下半期の工事発注を予定している。
 船着き場以外の導入施設については、河川区域と公園区域となるため、各管理者と調整しながら利活用策を検討する。
 同市では、15年を都市魅力向上の創造元年に位置付けており、官民共同により「水都大阪の再生」に取り組んでいる。