建通新聞社(神奈川)
2014/03/20
【神奈川】神奈川県 下請代金支払状況等実態調査 85件の指導
神奈川県は、昨年11月に実施した2013年度神奈川県下請代金支払状況等実態調査の概要を発表した。元請け・下請けの計25社を調査した結果、延べ85件の指導事項があった。
国土交通省が例年実施している下請取引等実態調査の結果では、大半の都道府県知事許可業者に指導事項があることや、見積協議がなされないまま契約しているものなど下請業者へのしわ寄せにつながる不適切な形態が多々認められる。これらの課題解決を図るため、国の調査に準じた形で県単独の調査を実施した。
国土交通省の調査を踏まえ、元請業者は12社を選定し、下請契約の内容、下請代金の決定方法など調査。下請業者は26社を選定し、書面調査を行い、有効回答を得た13社について集計を行い、請負契約の内容、下請代金の見積方法などの分析を行った。
この結果、85件の指導事項があった。改善が必要な事項がある元請業者には指摘された不適正な事項の改善を行い、その改善結果を報告するように求め、当該元請業者から改善報告が提出されている。