日本工業経済新聞社(群馬)
2014/03/19
【群馬】中之条町の当初予算
中之条町(折田謙一郎町長)は、新年度当初予算を公表した。普通建設事業費は18億3564万7000円で前年度比102・4%増と大幅な伸びとなった。主な事業には小水力発電所建設事業に2億6521万4000円、旧太子駅復元および公園化に5815万円、中之条中学校などへの太陽光発電設備設置に5427万2000円、公衆トイレ改修・新設事業4002万8000円などを計上している。
普通建設事業費が大幅増額となった要因は、中之条小学校校舎改築事業9億6254万5000円が計上されたことによるもので、普通教室棟校舎改築工事費8億234万4000円、スクールバス発着所工事費3240万円、スクールバス発着所整備工事測量設計業務委託料383万4000円などを配分している。このうち、配分額のほとんどを占める普通教室棟校舎改築工事は本年度に発注済みで、新年度はスクールバス発着所整備の設計と工事を予定している。
小水力発電所建設事業では、小水力発電実行可能性調査等業務委託料324万円、建設工事費2億5318万5000円を盛り込み、施設設置に向けて事業を進めていく。木質バイオマス導入事業には1531万3000円を配分し、新年度は可能性調査を行う。
旧太子駅復元整備事業工事費5400万円では、昭和40年代に廃止された同駅を復元、公園化を目指し工事を行う。
公共施設トイレ改修・新設事業4002万8000円では、道の駅と花の駅内にあるトイレのウォシュレット化とシルクパークなど3カ所にビジタートイレの新設を予定している。
太陽光発電設備設置事業5427万2000円では、中之条中学校など計3施設にソーラーパネルを設置する。
これらのほか、消防施設整備事業1620万円では3カ所へ防火水槽設置、総合運動場運営管理事業327万3000円では体育館トイレの改修、地方道路交付金事業1064万円では横尾地内を通る町道横尾青山線の拡幅に向けた設計などの実施を予定している。
なお、一般会計当初予算総額は、95億7000万円となっている。