県県土整備部河川整備課は、河川管理施設の計画的修繕等を実施するため、河川管理施設長寿命化計画をまとめた。県内の排水機場及び水門14施設を対象とし、今後40年間の延命化を目標に機器の点検・整備を実施していく。事業費は年間約8億円と試算し、40年間の総事業費は約300億円と見込んだ。事後保全型管理での事業費は約1002億円と試算しており、予防保全型管理に転換することで約702億円の削減を見込む。
今後、この長寿命化計画に基づき、各施設の機器の点検・整備・更新を実施していく。計画は5年程度で見直しを実施する。施設は、県が管理する排水機場や水門のうち、施設が停止した場合の社会的影響が特に大きいと見られる施設を対象とした。このため、施設は千葉市や葛南地区など人口の集中する地区が中心となった。