日本工業経済新聞社(群馬)
2014/03/14
【群馬】新体育館の完成予想図示す
高崎市は14日、市議会都市集客施設調査特別委員会で、新体育館の実施設計の概要および完成予想図などを示した。
年度早々にも入札の告示を行い、6月定例市議会で工事契約の承認後、着工する。工事費は新年度48億4000万円、2015年度72億6000万円(債務負担)の計121億円を見込む。
新体育館は敷地の形を生かし南北に長い造り。地上3階、地下1階建てで3階にはメンテナンス通路や設備機器の収納室、地下に200台分の駐車場を配置した。
3570uの広さを誇るメーンアリーナのほか1031uのサブアリーナ、卓球などにも使える会議室、ダンスやバレーに使えるよう壁に鏡を設置した多目的室など、多くの用途に対応できるよう設計。天井の高さはメーンアリーナが17・5〜19m、サブアリーナは15m程度確保する。
観覧席は1階に可動式1022席、2階に固定式3021席を設け、仮設のスタンド1072席により6015席まで拡張することができる。エレベーターは車椅子の選手が利用できるよう大型のものを設置。試合後の選手の取材ができるミックスゾーンやシャワー室を併設した更衣室も4室用意した。観客用便所は施設北側と南側にそれぞれ配備。男性用便器は大13基、小21基、女性用便器40基の計74基を設置する。
委員から地元業者への配慮を問われた富岡賢治市長は「地元業者が入れるようにするが、経験や技術的にできない工事は、市外業者に頼むことになるだろう」と答弁した。