日本工業経済新聞社(群馬)
2014/03/13
【群馬】前橋市が南橘町団地建替の最終棟に着手
前橋市は、南橘町第5団地の建て替え計画で、最終棟となる第3期計画のNC棟建て替えへ向けた基本・実施設計に着手する。設計は審議中の予算案が可決されれば、新年度が明けたのち早期に委託する考え。また、新年度はNC棟の建設地に残っている旧住宅棟7棟も解体する。新年度の当初予算案には委託費と解体工事費の計7860万円計上している。NC棟の建設は、2015年度から2カ年で実施する。
建て替えられるNC棟はRC造6階建ての全56戸で予定されている。当初予算案には、設計費と解体工事費の計7860万円を計上し、建築設計、外構設計、植栽設計などをそれぞれ作成し、2015年度から2カ年で建設工事を進める。
15年度の着工へ向け、新年度は設計に着手するほか、建設地に残っている第5団地内の旧住宅棟6棟とその他1棟を解体する。
現在はすべて空き家となっており、撤去を待つのみの状況。
この建て替え計画は、昭和30年代から40年代にかけて建設された第5団地、第6団地、第7団地、第10団地の総戸数210戸を2008年度から16年度までの9年間で建て替えるもの。このうち、南橘町第5団地の建設工事は第1期から第3期工事に分け、新住宅3棟150戸の整備が進められており、本年度までに2棟が完成している。
また、既存住宅棟の解体工事も並行して進め、NC棟の建設完了後には残る南橘町第7団地の既存住宅棟12棟を解体し、同団地の建て替え計画がすべて終了することとなる。