日本工業経済新聞社(群馬)
2014/03/13
【群馬】除雪作業に対し感謝 県が建設業協会高崎支部に感謝状贈呈
県高崎土木事務所(前橋康裕所長)は11日、2月14日、15日豪雪の際、除雪にあたった建設業者らに感謝状を贈った。高崎合同庁舎で式典を開き、前橋所長が業者の代表者や除雪作業に携わった担当者らに感謝状を手渡した。前橋所長はあいさつで、幹線道路が早期に復旧ができたことについて「関係各社が『自社がやらなくてどこがやれるんだ』という責任感と重機を扱うオペレーターが寝食を忘れ、作業にあたった努力のたまもの」と業者の功績を称え、感謝状贈呈では関係者1人ひとりへ丁寧に頭を下げ「本当にお世話になりました」と心からの感謝を示した。
感謝状の授与を受け、群馬県建設業協会高崎支部の関口功支部長は、この日で東日本大震災から3年経ったことに触れ「あれから想定外という言葉は禁句となっている感があるが、今回の雪の量はまさに想像を絶するものだった」と述べ、除雪委託業者以外が力を貸してくれたことについては「協力のおかげで早期に除雪ができた。支部を代表して改めて感謝を申し上げる」と敬意を示した。
同事務所によると、雪が降り始めた当時、同事務所では職員2人を配置し、建設業各社と連絡しながら除雪作業にあたったという。
幹線道路や緊急輸送路を確保するため、14日深夜から除雪委託業者に依頼し作業を開始。15日、16日と昼夜を問わず懸命な作業を続け、徐々に幹線道路や生活道路での通行ができるようになった。