日本工業経済新聞社(茨城)
2014/03/13
【茨城】高萩市が暫定予算案を公表
高萩市(小田木真代市長)は、2014年度(平成26年度)暫定予算案を公表した。この暫定予算案は、ことしの2月に市長選が行われた兼ね合いで、主要な施策を含まない骨格予算での編成となっている。主要事業は、市営手綱住宅を対象とした災害公営住宅整備事業に3億2768万9000円、市営高浜住宅の避難設備整備事業に1億2700万円を計上した。
一般会計には45億1000万円を計上。政策的予算が盛り込まれる本予算は、5月ごろに臨時議会を開き可決後、本格的な小田木市政が新たなスタートを切る。
主要事業のうち、災害公営住宅整備事業は、上手綱地内にある、市営手綱住宅に併設する形で、新たに北1、4号棟の2棟26戸集合住宅を、2013・14年度の2カ年継続で建設しており、盛り込まれた予算は新年度の年割額。建設中の北1号棟は、RC造3階建てで、各階2戸づつの全6戸分の住宅を整備する。一方の北4号棟は、RC造5階建てで、全20戸分の集合住宅を建設する。2棟ともことしの9月末に完成する予定。
市営高浜住宅の避難設備整備事業は、13・14年度の継続事業。内容は、既存の高浜住宅4、5、11号棟を対象に、各棟の屋上部分高波発生時の避難場所とするため、S造の外階段をそれぞれ備え付ける。さらに、屋上には転落防止柵の設置も行う。3棟の階段設置工事は、3月20日に一括で入札を執行する。