国土交通省中部地方整備局の事業評価監視委員会は、11日の会合で、検証対象となっている設楽ダム建設事業について、事業の継続を「妥当」と判断した。ただし、社会・環境の変化を踏まえ、事業採択後もPDCAサイクルに基づく事業の影響の軽減を求めた。
同局は今回の意見を踏まえ、事業を継続する対応方針案を決定し、国交省に報告する。国土交通大臣が、事業を継続する対応方針を決定すれば、事業が再開することになる。
ダムの型式は重力式コンクリートで、堤高129b、総貯水量は9800万立方b。所在地は愛知県設楽町。
建通新聞社