建通新聞社(岡山)
2014/03/12
【岡山】JR津山駅北口広場改良 一般競争で8〜9月入札 津山市
津山市は、津山駅周辺整備事業について、2014年度にJR津山駅北口広場改良工事に着手する。当初予算案が骨格編成となっているため、6月補正予算案で工事費を計上、8〜9月に一般競争で入札する。事業期間は16年度末まで。14〜15年度で土木工事、16年度に道路舗装(アスファルト舗装、カラー舗装)を実施する。また、広場東端部分に建設する(仮称)駅前観光センターについては、3月補正予算案で委託費を計上しており、14年度早々にも設計を外注、工事は15〜16年度に進める予定。
計画では、現況が約2700平方bの北口広場を、東側にある市営駐車場スペースの3分の2を駅前広場にするなどして一体的に整備し、倍以上の7400平方bに拡張する。広場の東端部分に建設する(仮称)駅前観光センターには、バス発券場、地域交流施設などが入る。既存の機能を生かしながら段階的に工事を実施することにしている。現在のところ、土木工事と舗装工事、建築工事は分離発注する見通しだが、広場拡張の土木工事を分割して発注するかどうかについては検討中としている。測量設計はサンワコン(岡山市)。
津山駅周辺整備計画は、駅周辺の国道53号の渋滞緩和や歩行者の安全性の向上、交通結節機能の改善・強化、賑わい機能の再生と強化という課題への対応が基本方針。現在2カ所ある北口広場の出入り口を東側1カ所に統合し、国道53号の渋滞緩和を図るほか、公共交通機関と一般車両の乗降場の分離、路線バス乗降場の北口広場への移設、道路舗装の美装化、まちなみ整備などを盛り込んでいる。
整備デザインは、城下町の風情が香る歴史と津山人との出会いを挙げ、旧街道などに残る城下町の町並みや景観素材(なまこ壁や出格子など)の材質や色彩を基本に各種施設の修景などをコンセプトに掲げている。