建通新聞社(神奈川)
2014/03/11
【神奈川】神奈川県内広域水道企業団 最低制限価格調査制度の対象を大型工事などに拡大
神奈川県内広域水道企業団は、「工事等の入札における低入札価格調査制度取扱要領及び最低制限価格調査制度取扱要綱」を見直し、最低制限価格調査制度の対象を県のWTO(政府調達協定)対象に相当する金額(企業団はWTOの適用なし)以外の全ての工事と全ての計画調査委託に拡大した。低入札価格調査制度の対象は、特別な大型工事のみとなった。企業団は改正の目的を、「県内企業の受注機会を増やし、育成するため」としている。
見直し前は、低入札価格調査制度の対象が、@総合評価方式による工事及び計画調査委託A設計金額5000万円以上の工事B設計金額2000万円以上の計画調査委託。最低制限価格調査制度の対象は、@設計金額5000万円未満の工事A設計金額2000万円未満の計画調査委託B製造の請負、工事監理業務委託、造園整備業務委託、建物清掃業務委託及び警備業務委託(機械警備は除く)−だった。
改正後は、低入札価格調査制度の対象は、設計金額20億2000万円以上の工事(県のWTO対象相当、2014年3月31日までは19億4000万円以上)のみ。最低制限価格調査制度の対象は、@設計金額20億2000万円未満の工事(14年3月31日までは19億4000万円未満)A計画調査委託B製造の請負、工事監理業務委託、造園整備業務委託、建物清掃業務委託及び警備業務委託(機械警備は除く)−となり、大型工事にまで拡大された。
2月26日付の改正。すでに適用を開始している。