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　鳴門市企業局は、「鳴門競艇場」（撫養町大桑島）の施設改善（改築）について、詳細設計と施工を一括で発注するデザインビルド方式で契約するため、７日付で「ボートレース鳴門新スタンド建設事業」の公募型プロポーザル要領を公告した。14日まで参加表明書に係る質問書などを受け付け、20日に現場説明会を実施し、26日まで参加表明書を受け付ける。５月８日までに参加者から技術提案書を受け付け、５月末には契約予定者を特定させる。６月上旬の契約締結を目指す。
　参加資格要件は、市建設工事登録業者名簿に登載の建築一式工事特Ａランクの業者（単体）で、１９９３年度以降に公営競技施設（国内）で延べ床面積５０００平方�b以上の施設元請け施工実績を１件以上有する者。このほか一級建築士事務所の登録や設計の管理技術者および各担当主任技術者、工事の一級建築施工管理技士または一級建築士などの資格要件などを求めている。
　事業内容は、実施設計、スタンド新築工事、外構工事、付属棟新築工事、既存改修工事各一式。事業期間は２０１６年３月31日。設計金額・予定価格は30億円（税込）。
　基本計画・基本設計は安井建築設計事務所（大阪市中央区）が担当。新スタンドの計画規模は鉄骨造７階建て延べ６７００平方�b。スタンドの１階はエントランスホールやイベントホール、投票所。２階はフードコート、投票所、事務所。３階は一般席、指定席。４階は特別指定席、来賓席、集計室、５階は放送センター。６階は審判室、番組構成室。７階は写真室、執行本部、電気室を配置する計画。
　このほか屋外観覧デッキは鉄骨造平屋１６０平方�b、駐輪場上屋は同30平方�b、バス停上屋は同１２０平方�b、別棟倉庫は同１８０平方�b、キッズルームは木造平屋50平方�bの規模を見込む。収容人員はスタンド棟の観客席１３２０席など屋内外で４９０７人を収容。また、建物南側には駐車場やバスロータリーのほか、野外ステージが可能な屋外広場やフットサルができるプレイパーク、エントランス広場、市民広場など一般開放を視野にした土地利用を計画している。
　公募全般に関する問い合わせは企業局競艇企画管理課または市役所契約検査室で対応する。なお、競艇事務所は15日付で市教育委員会棟（撫養町大桑島字濘岩浜８ノ２）に移転する（12〜14日、17〜18日は契約検査室で対応）。