日本工業経済新聞社(群馬)
2014/03/10
【群馬】高山村が当初予算を公表
高山村(荒木毅村長)は、7日に可決した2014年度当初予算を公表した。普通建設事業費は1億8258万2000円で、本年度当初予算の8億37万円から、77・2%マイナスと大幅な減額となった。主な建設事業では公有林整備事業8869万1000円、橋梁長寿命化修繕事業2055万4000円、「添うが森」「添わずが森」分社事業777万円などを計上している。
普通建設事業費が前年度比で大幅な減額となった理由としては、本年度の主要事業である「道の駅整備事業」の本体工事が完了を迎えるためで、同事業を除いた額ではほぼ例年並みの予算を確保している。
公有林整備事業では、工事費8568万4000円を計上。水源林造林事業で間伐や除伐、林道の補修などの維持修繕をメーンに実施する。
道の駅整備事業では工事費648万円、設計等委託料287万円を盛り込んだ。本体工事が本年度事業費分で完了することを受け「添うが森」「添わずが森」内にある社を道の駅内に整備するほか、周辺村道である岩の上2号線で部分観測を行う見通し。
観光施設総務工事費1428万9000円では、ふれあいプラザ内にあるコテージ8棟と管理棟1棟の計9棟すべてで外壁の再塗装とともに「いぶきの湯」のポンプ交換を予定している。
橋梁長寿命化事業では、中山地内を通る関口橋の修繕工事と2015年度に工事を行う橋梁の設計および20橋の点検を実施する。
道路舗装事業2265万円では村道北之谷柿平線で舗装新設工事を実施。村道の舗装補修工や林道の区画線設置工事などの実施を予定しているほか、村営住宅管理事業3183万2000円、住宅リフォーム補助事業1000万円などを盛り込んだ。
一般会計予算総額は本年度当初予算29億9600万円から前年度比17・9%減となる24億6000万円とした。なお、同村は3月30日が村長の任期満了日となっており、18日に告示、23日の投票を予定している。