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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/03/05

【群馬】玉村町が中央小学校の大規模改造に着手

 玉村町は、新年度に中央小学校の大規模改造事業に着手する。当初予算案には実施設計費1897万6000円を計上した。中央小学校の大規模改造は老朽化が著しい校舎と体育館を改修し、学習環境の向上と施設の長寿命化を図る。予算案が可決されれば、実施設計を5月中に契約できるよう業務を進める考え。

 玉村町福島地内にある中央小学校は、1983年にRC造3階建て、延べ床面積4573uの校舎棟、S造3階建て、延べ床面積634uの食堂棟、S造平屋建て、延べ床面積761uの体育館で完成した。その後、生徒数の増加などにより、91年と2000年に校舎の増築工事などを実施しており、昨年5月時点の児童数は18学級の442人となっている。
 建築当初の校舎は建設後30年以上が経過しており、壁などのクラックや設備関係の老朽化が著しく進行しているため大規模改造が決定した。
 工事は、校舎および体育館を対象にリニューアル工事を施す。校舎は一部改修が不要な部分もあるが、校舎の全体延べ床面積のうち、5562uが対象となる。また、災害時の避難所として利用されるため、トイレのバリアフリー化も併せて行う計画。
 主な改修内容には、劣化が進む給排水設備の更新工事、照明電気の再整備、床の改修、内外壁の再塗装などを計画しているほか、トイレのバリアフリー化では、現代の利用ニーズも踏まえて和式トイレ中心の便器配置を洋式トイレへ再整備する。予算が確保できれば、2015年度に工事を単年度で実施したい考え。
 実施設計は新年度早期に委託されるとみられ、担当課は5月中の委託契約を視野に入れている。
 当初予算案には1897万6000円を計上している。