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建通新聞社四国
2014/03/03

【徳島】鳴門市の14年度学校耐震化に13億円超

 鳴門市は、2014年度の学校施設耐震化推進事業として、当初予算案に事業費13億2180万円を計上している。小学校では、林崎小など11校の校舎で非構造部材の耐震点検・調査と鳴門東小の体育館改築設計に着手する。中学校では、第二中など4校の校舎などの非構造部材の耐震点検・調査のほか、第一中の校舎改築に着手する計画だ。また、幼稚園では、まだ耐震診断の評定待ちだが、撫養など最大8園の園舎で耐震補強設計と非構造部材の耐震補強設計に着手することにしている。
<小学校>
 11校のうち、林崎ほかの10校の内訳は、里浦、第一、大津西、堀江北、堀江南、板東、鳴門東、鳴門西、明神、瀬戸。校舎を対象に非構造部材の耐震点検と調査を実施する。なお、林崎と里浦、第一、撫養、大津西、瀬戸の6校では13年度に体育館の非構造部材の補強設計を実施しているが、このうち瀬戸を除く5校について、3月補正予算案に工事費を計上。前倒しで工事発注することにしている。
 鳴門東の体育館は、既設が耐震基準を満たさず、改築することにしており、14年度に基本実施設計、15年度以降に工事発注の見通し。既設規模は鉄骨造平屋627平方b。
 一連の事業費(3月補正分除く)に2350万円を充てる。
<中学校>
 4校のうち、第二ほかの3校の内訳は、瀬戸、鳴門、大麻。第二と瀬戸、鳴門は校舎と格技場、体育館を対象に、また、大麻では、体育館と格技場を対象にそれぞれ非構造部材の点検・調査を実施する。
 第一の改築校舎棟の計画規模は鉄筋コンクリート造4階(一部5階)建て延べ9844平方b。全体では既設校舎の改修や延べ約1800平方bの駐輪場整備、改築後の既設建物の解体なども予定されている。
 一連の事業費に12億6055万円を充てる。
<幼稚園>
 8園の内訳は評定待ちのため撫養以外は未公表。3月末までに確定させる方針。13年度は里浦・大津西・堀江南を除く13園を対象に耐震診断を実施していた。14年度は最大8園で園舎の耐震補強設計と非構造部材補強設計を実施する予定。
 事業費は3775万円を確保。