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日本工業経済新聞社(山梨)
2014/02/26

【山梨】県、2月追加補正予算案に公共事業費157億円追加

 県は、2013年度2月の追加補正予算案を県議会に上程した。追加額は157億8730万2000円で、全額が国の補正予算に伴う公共事業費。主な内容は、道路・橋梁建設に88億6183万4000円で、国道300号法面対策工(富士河口湖町)などを計画。そのほか、復旧治山に10億8000万円、砂防地すべり対策に9億2900万円など。
 追加補正予算案は、今月6日に成立した国の補正予算に伴い、補正予算の中心である公共事業の概要が明らかになったため編成。
 追加補正案の柱は@防災・安全対策の加速(82億4000万円)A競争力強化策(69億7000万円)B国直轄事業負担金(5億8000万円)。
 防災・安全対策では、橋梁やトンネルなどの社会基盤の老朽化対策、通学路の安全対策、土砂崩落防止施設の設置などを計画。競争力強化では、インターチェンジへのアクセス、地域高規格道路の整備、広域連携道路の整備などを推進する。
 13年度の公共事業費は、2月補正予算案に12億9952万4000円を計上しており、今回の追加分を合わせると約170億円。前年度の大型補正の公共事業費の追加額は342億円で、それとの比較では約半分だが、近年の補正では大型になる。
 追加補正予算案の概要は次のとおり。
 【防災・安全対策の加速】
 ◆森林環境部=11億3000万円(山腹工など)
 ◆農政部=2億3000万円(土砂崩落防止施設工など)
 ◆県土整備部=68億8000万円(道路構造物老朽化、耐震、防災対策、通学路安全対策、無電柱化、築堤工、堰堤工、下水道管渠耐震対策工など)
 ※主な事業箇所=赤沢地区山腹工(早川町)、国道300号法面対策工(富士河口湖町)、都留道志線歩道設置工(都留市)など
 【競争力強化】
 ◆森林環境部=9億2000万円(林道舗装、民有林・県有林の森林整備など)
 ◆農政部=1億7000万円(農道整備、ほ場整備など)
 ◆県土整備部=58億8000万円(ICアクセス、地域高規格道路、護岸工、道路改良など)
 ※主な事業箇所=身延山ICアクセス(身延町)、新山梨環状道路東部区間(甲府市)、西関東連絡道路(山梨市)ほか
 【国直轄負担金】
 ◆森林環境部=5000万円(山腹工ほか)
 ◆農政部=1000万円(国営施設機能保全)
 ◆県土整備部=5億2000万円(電線共同溝、低水護岸工ほか)