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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/02/26

【群馬】群建協と建設系8高校が懇談会

 群馬県建設業協会(青柳剛会長)は25日、前橋市の群馬建設会館で県内建設系高校との懇談会を催した。同協会の総務企画委員や建設系8高校(前橋工業、勢多農林、高崎工業、桐生工業、藤岡北、中之条、利根実業、館林商工)の教諭らが集まり、業界への若手入職者の増加に向けて懇談した。
 冒頭、総務企画委員会担当の三原豊章副会長は「アベノミクスにより建設産業への投資額が増え、人不足となっており、昨年とことしでは状況が変わってきている。この業界は疲弊して新規入職者が少なく、構造的に危機的な状況。建設系高校を出られた方には、県内の建設会社に就職してもらいたいと思っている。ぜひ忌憚のない意見を出していただければ」と呼びかけた。
 懇談会では◇建設産業の情勢と群馬県建設業協会が取り組む各種事業◇産学官連携会議の方針に基づく各種事業の取り組み◇2014年3月卒業生における就職・進学状況−について話し合った。協会側は建設業就業者の高齢化が進んでいることや、協会が行う社会貢献事業、産学官連携会議における各種事業の一環として、建設系高校生徒・保護者へ建設産業の魅力・将来性を直接伝える説明会を実施していることなどを説明した。高校側は、「早く仕事を覚えて会社の一員として信頼されるようになりたい」「形に残る仕事、多くの技術・技能を身につけられ、自信の持てる仕事であると考えている」など、建設関係へ就職する生徒の思いなどを紹介した。また、テーマを設けないフリートークも行われ、活発な意見交換が図られた。
 今春の建設系高校8校の卒業生のうち、建設業への就職者は124人で前年よりも増えている。