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建通新聞社
2014/02/26

【大阪】府営住宅整備155億 建替5団地801戸

大阪府住宅まちづくり部は、2014年度に吹田古江台住宅など5団地801戸の建て替えと堺白鷺東住宅など19団地4956戸の耐震改修に取り組む。新年度当初予算案には工事費155億2043万円を計上。吹田古江台と堺白鷺東については早期発注分としてすでに公告済み。残る団地については実施設計、自治会との調整が終わり次第、14年度に順次発注していく。
 14年度発注分の内訳は明らかにしていないが、担当課によると、「現在、設計中のものが対象となる」としており、建て替えでは堺竹城台4丁第1期高層住宅、瓜破西第4期高層住宅、吹田佐竹台・高野台第2期高層住宅、堺宮山台4丁第1期高層、堺若松台2丁第1期高層、瓜破2丁目第3期高層など、耐震補強では堺戎島住宅などが想定される。
 バリアフリー化については、別に10億3007万円を配分。中層エレベーター設置50基、住戸内バリアフリー化1100戸、団地内バリアフリー化2団地、車いす常用者向け改善5戸に着手する。
 また、民活整備に伴う活用用地、低未利用地の売却・貸付など資産の有効活用では42団地を予定。約60億円の収入確保を目指す。
 早期発注の建て替え2件、耐震補強1件については、いずれも3月3日までの期限で参加申請を受け付け中。同月28日に開札する。全て議会対象案件となっている。
 2月補正予算案に前倒し計上された府営住宅の整備費30億円については、現在工事中の2228戸の事業継続に充てる。
 同部全体の14年度予算額は1389億4159万円を計上。知事重点事業では、泉ケ丘駅前のニュータウン再生や府営住宅再編整備、広域緊急交通路沿道建築物の耐震化促進、りんくうタウンの活性化、木造密集市街地の整備に取り組む。