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建通新聞社四国
2014/02/25

【愛媛】伊予灘地区の増殖場造成事業に14年度着手

 愛媛県は、伊予市から八幡浜市の沖合に稚魚の増殖場を整備するため、2014年度から魚礁設置などの工事に入る。当初予算に2億2000万円を計上し、餌料培養礁60基の設置を計画している。
 事業は伊予灘地区増殖場造成事業として13年度に採択され、測量試験が行われた。事業期間は13年度から17年度までの5カ年、総事業費は4億5000万円が見込まれ、餌料培養礁300基と藻場礁153基の設置を計画している。地区は5カ所に分けられ、総面積は2・4f。
 今後、3月ごろに開かれる愛媛県魚礁選定検討会で設置魚礁の種類を決める方針。
 伊予灘地区では10年度まで同事業が進められ11年度以降、国の制度変更により休止されていた経緯がある。
 増殖場造成事業は、餌料培養型の魚礁および藻場礁を設置してマダイ、メバル、カサゴなどの幼稚魚を対象とする保護育成場および藻場を造成している。
 一方、増殖場造成事業の市町が事業主体で進めている稚魚育成場造成事業では、松山市や今治市、上島町が整備を実施しており、松山市は11〜19年度の期間で中島地先に153基の餌料培養礁設置を進めている。13年度には17基設置した。今治市は12〜15年度で今治地先に160基の餌料培養礁設置を進めている。13年度には40基設置した。上島町は07年度から弓削と岩城地先で餌料培養礁設置を進めており、14年度から新たに18年度までに135基の設置を計画している。