福島建設工業新聞社
2014/02/19
【福島】会津大学/整備費12億円で発注へ/S造3階1500u 先端ICTラボ
会津大学が復興支援センターの中核施設として建設を計画している「先端ICTラボ」に対する国・県補助金は、県の今年度2月補正予算で10億円を付ける。同大の持ち分2億円と合わせて整備費12億円で早期着工を目指す。
先端ICT(情報通信技術)ラボは、県内外のICT関連企業の集積を促し、最先端の研究拠点となるデータセンターや高度テスト環境などを備えた実証研究拠点とする。
自治体等のオープンデータを活用した実証研究や、ビッグデータの利活用、移動体情報通信機器のセキュリティ向上に係る実証研究を行う。県立医科大学に整備するふくしま国際医療科学センター、4月に郡山市に開所する予定の産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所と連携し、産業の集積と発展に貢献する方針だ。
計画規模はS造3階建て延べ約1500平方b。プロポーザルで選定した白井設計で基本設計を終え、現在は3月内納期を目指して実施設計が進められている。設計完了次第に工事発注準備を急ぐ。入札公告は4月以降になる見通しで、27年度の供用開始を予定している。