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建通新聞社四国
2014/02/18

【高知】高知市新庁舎の設計プロポ、3JVが応募

 高知市は、新庁舎建設に向けた基本・実施設計者を公募型プロポーザル方式で募集した結果、梓設計・杢建築事務所JV、日建・上田JV、日本設計・若竹まちづくり研究所JV(すべて東京都・高知市)の3JVから企画提案書の応募があったことを明らかにした。2月15日に行う第一次審査では上位3者を選定する方針のため、書類の不備などがなければ、この3者が第二次審査に進む。
 第二次審査は3月16日に実施。プレゼンテーション、ヒアリングなどを行う。第二次審査に提出する企画提案書には、共同企業体の構成員として参加する高知市内の設計業者が業務で果たす役割と体制について、必要な駐車場・駐輪場が確保され利便性の高い庁舎について―を求める。3月19日に最優秀企画提案者の特定通知を行い、3月下旬に契約を結ぶ。
 基本設計は2015年1月31日までの納期で、費用は8557万1000円(税抜)以内。引き続き進める実施設計は15年12月31日までの納期で、費用は1億3767万5000円(税抜)以内とする。
 基本・実施設計と並行して、仮庁舎への移転や現庁舎の解体などを進め、16年1月に新庁舎の建設工事を公告する予定。18年3月の完成を目指す。
 新庁舎の想定規模は鉄筋コンクリートまたは鉄骨鉄筋コンクリート造5階一部6階建て延べ2万8000平方b。1階に窓口・執務室・エントランスホール・ロビー・情報コーナーなど、2階に執務室・窓口・ロビーなど、3〜5階に執務室、6階に食堂などを配置する計画で、建物の高さは28b以内とする。
 仮庁舎は高知地方裁判所北側土地にプレハブ庁舎を建設するほか、高知電気ビル第2別館も活用する。
 概算の事業費は、建設工事費106億4000万円、現本庁舎の解体費2億円、プレハブ庁舎の建設費と4年間の賃借料などの仮庁舎費9億3000万円、約160台分の新庁舎地下駐車場整備費9億1000万円、公用車用約60台分などの敷地外駐車場整備費2億4000万円、敷地内来庁者と職員用の駐輪場整備費2億9000万円、給排水や緑化などの工事費3億6000万円など。