建通新聞社四国
2014/02/18
【愛媛】県2月補正で防災・減災・老朽化対策に114億円
愛媛県は10日、2013年度2月補正予算を発表した。一般会計で185億7005万円、企業会計では工業用水事業の施設耐震化などに1億9338万円を計上した。13日の臨時県議会に諮った。
これは6日に成立した国の経済対策に基づく補正予算に即応するため、緊急に対応する必要のある防災・減災対策や老朽化対策、農林水産業の振興などを前倒しに実施するための経費として計上。
一般会計では防災・減災、老朽化対策に113億9800万円。農林水産業の振興に50億9575万円。雇用対策や消費者行政活性化などに20億7631万円を計上している。
建設事業関係の主なものでは、農地防災事業の地すべり対策や中山間地域総合農地防災に4億0338万円、ため池33カ所の耐震診断などに2億2155万円、山地防災治山事業の山止め工など23カ所に10億2633万円。
道路新設改良費の道路改築事業20カ所や橋梁補修事業120カ所、災害防除事業28カ所、交通安全施設等整備事業5カ所、舗装補修事業6カ所に50億5295万円。河川改修25カ所に12億4211万円、海岸保全施設整備7カ所に2億2105万円、砂防費の通常砂防事業9カ所や地すべり対策事業5カ所、急傾斜地崩壊対策事業8カ所に5億4105万円。
港湾整備事業6カ所に4億1158万円、東予港西条地区の防波堤整備に2億5263万円、三島川之江港金子地区の環境整備に3158万円。
地域高規格道路大洲八幡浜自動車道整備に1億0526万円、JR松山駅付近連続立体交差事業に2億2100万円。
総合運動公園陸上競技場のバックスタンド内雨天走路整備に6000万円や北部丘陵地の整備に1億0526万円。南予レクリエーション都市公園の改修に7469万円、とべ動物園の園路舗装に2105万円。
砥部団地の建て替え事業に5344万円、県営住宅の外装改善などに7018万円。
原子力発電施設の周辺対策として、病院などへの放射線防護機能の付加工事に2億円。工業用水施設の耐震化などに1億9056万円。
林道整備4路線に1億4972万円、佐田岬漁港の係船岸整備に1155万円。石鎚山のトイレ建設に1億1000万円。
ほか債務負担行為として山地防災治山事業の山止め工など12カ所に5億0600万円を設定した。